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今週の事例動画 〜 地主の財産相続防衛コンサルティング

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    【クライアント】
    ライフマネジメント

    【商材】
    地主の財産防衛コンサルティング

    【商材の内容】
    地主さんが先祖代々の土地を相続する際に、相続がスムーズに進む仕組みを提案します。提案するだけでなく、税理士、司法書士などのネットワークを使ってプロジェクトを組み、実際の相続作業もお手伝いします。


    【動画の対象視聴者】
     地主のみ

    【動画本体】
    (ホームページを少しスクロールすると、動画が埋め込まれています)

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     動画の出演者(取材先)が地主で対象視聴者も地主という特殊なケースでした。村中は、地主の人々の気持ちを理解するために、事前の打ち合わせ(顧客プロファイリング)は入念に行いました。

     

     今回は、出演者の肉声のリアリズムが圧倒的でした。「相続税を払うと言っても、農家だから現金はないんですね」といったセリフは当事者でなければ出てきません。

    BGMにはバッハの「ゴールドベルク変奏曲」を使いました。全体のストーリーの流れや、後ろでかすかに聞こえる風鈴の音や蝉の声に、よく合っていると思います。

     

     この動画を、とある保険代理店の社長に見せたところ、冒頭20秒見ただけで「こりゃ、すごいな…」という評価でした。この社長もふだん地元の地主さんとつきあいがあります。それだけに、地主本人が出演してリアルな肉声で語っていることに驚いたようでした。簡易事例動画では、わざわざカメラを回すのではなく、通常の事例インタビューの時にICレコーダーで撮った音声を使います。これによってカメラの前で話す「よそいきの話」ではなく、高リアリズムな肉声が録れます。

     

     全体は3分とやや長めの動画です。当初は2分30秒でしたが、クライアントの松本社長と協議し、「視聴するのは大半が年配の方だから、テロップがあまり早く流れすぎると、目が追いつかない、ゆったり見られるようにしよう」という結論に達したので、全体をゆっくりさせました。

     

    個人的には、出演者(取材先)のおかげで、非常に良くできた事例動画になったと考えています。

    価格優先の商品で顧客事例が大成功した例(2)

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      先般の記事では、「価格、実物、流通」が優先する賃貸物件という商品で、顧客インタビューを使って成功した例をお話ししました。http://blog.customerwise.net/?eid=1233885

      今回は、その顧客インタビューをつくるとき村中が何に気をつけたか、「制作上のポイント」についてお話します。

       ポイント1.「ふだん本を読まない人、字を読むのが嫌いな人を、読者(見込み客)は、として想定する」

      世の中には本をまったく読まない人、字を読むのが嫌いな人がたくさんいます。20歳代では38%、30歳代では42.4%が、ひと月に本を全く読みません(※ 雑誌、マンガを除く)。

      しかし賃貸物件の見込み客には、それら本を読まない人も含まれます。ということは、それを販促するための顧客インタビューは、これら「本を読むのが嫌いな人」にも読んでもらう必要があります。漢字は少なく、言い回しは平易に、二重否定など理解するのに頭を使うような表現を避ける、など気をつけました。

      (※ こちらスポーツクラブの事例も、同様に「ふだん字を読まない人」向けに書いています。http://www.s-re.jp/renaissance/voice/
       

      ポイント2.「情報を盛り込む」

      一般向け商材(BtoC)の顧客インタビューでよく見かけるのが、内容が「単なるおしゃべり」になっているものです。取材先の楽しい感じ、幸せ感を表現しようとしているのかもしれませんが、実はアカの他人の幸せな様子というのは、書き手が思うほどには読んでいて面白くありません。たとえば「他人の子供の成長アルバム」とかって、どんなに幸せそうでも、あんまり面白いコンテンツではないですよね。

      そもそも顧客インタビューは「エンタメ目的の読み物」ではなく、あくまで購買意志決定のための実用読み物ですから、どんな商材であろうと「役立つ情報」が入っていなければいけません。文章の平易さは確保しつつ、しかし、「見込み客に役立つ情報」を盛り込むよう気をつけました。

       
      ポイント3.「読者に、これは自分に関係ある話だと思わせるよう、工夫する」

      他人の子供の成長アルバムは面白くありませんが、自分の子供の成長アルバムならいくら見ても飽きません。仲のいい親戚の子供の成長アルバムも、あの小さかった○○ちゃんがこんなに大きくなったのか!というようにそこそこ楽しく見られます。同じ成長アルバムでなぜこれほど興味に差が出るかというと、これは「自分との距離」のちがいです。自分の子供なら自分に一心同体ですが、赤の他人の子供には自分との関係性が見出しにくく、興味を持ちにくいわけです。

       さて顧客インタビューに出てくる「顧客」とは、実は読者にとっては「赤の他人」なので、その人の体験談を通じて読者の興味、関心を惹くというのは、実はなかなか大変な作業です。

      そこを何とか興味を持ってもらうために、今回の賃貸住宅の事例では写真やキャッチコピーには気を配りました。よく写真やキャッチコピーはインパクトが重要と言いますが、それは違う、いちばん重要なのは「読者との関係作り」です。

      この話はあなたに関係ありますよ〜と伝えない限り、誰も読んでくれません。人間、自分に関係ない話は興味ありませんから。

      導入効果の数値表現が難しい場合の回避方法

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        導入事例では、 製品の導入効果はなるべく定量的に表現する方がよい、「30%アップ」、「540件獲得」のように、効果はなるべく数字で表すべきだという考え方があります。これは原則、正しい方針ですが、しかし、それが難しい商材もあります。

        民間警備保障会社を例に考えてみます。民権警備サービスとは、そこと契約しておけば、自宅に泥棒が入ろうとしたとき駆けつけてくれるサービスです。

        「○○してますか」のCMでお馴染みのA社と、女性レスリング金メダル選手が所属するB社が2大大手です。

        ではこの民間警備サービスの導入事例を作るとして、導入効果の数値表現は可能でしょうか。「A社と警備契約してから、泥棒の侵入が46%減少しました」とか? 何かヘンですよね。また冷静に考えると、46%減少ということは、以前50件だったのが27件になったということですが、それだと今でも泥棒が20件以上、侵入していることになります。それって導入して効果があったといえるのか?

        数値表現が無理なら心情表現にする? お客様の笑顔写真の上に「B社の警備保障に入って、大きな安心が手に入りました」を載せるとか?でもそれって読者(見込み客)にアピールするのでしょうか。「あ、そう」と思われるだけなのでは。

        このコピーがなぜ見込み客にアピールしないかというと、そこに「自分が知りたいこと」が書いてある気配がしないからです。

        見込み客(事例の読者)が、警備保障会社を検討するとき知りたいことは、「A社とB社、どっちも有名だけど、実際にはどっちが良いの?」、「そもそも警備保障サービスってホントに入った方がいいわけ?(できれば入りたくないんですが)」ということだと村中は思います。

        この疑問に対しては「比較条件」、「導入の必要性(または、導入しないことのリスク)」を伝える必要があります。

        「比較条件」の場合は、A社とB社を比較検討して、最終的にA社(あるいはB社)を選んだ顧客に、「どういう基準で比較したのですか」と聞いてそれを書きます。

        「導入の必要性」の場合は、「警備保障サービスなど契約しなくて良いという考え方もありますし、実際、多くの人が契約していません。しかし、なぜあなたは契約したのでしょうか」という趣旨の質問を取材先にして、その回答を書くことになります。

        顧客事例は、購買意志決定のための実用読み物ですから、そこには必ず「役立つ情報」が書かれていなければいけません。

        「大きな安心が手に入りました」というコピーが良くないのは、そこに「新情報」が全くないからです。

        情報がある文章とは何か、それは読む前と、読む後で、読者の認識が変わる文章のことです。この読む前と後との認識の差のことを「情報量」といいます。 言い換えると、いくら色々な話が盛り込まれていても、読む前と後とで認識が変わらないのなら、それは「情報」がある文章とはいえません。

        見込み客(読者)の役に立つ事例とは、「情報」が書かれている事例です。


        マリンスキー、お能、新国立劇場バレエ団

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          価格優先の商品で、顧客事例が大成功した例(1)

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            顧客の購買意志が、価格、実物、流通【だけ】で決定する場合、お客様の声や顧客事例(顧客インタビュー)は基本的に無力です。

            いくらお客様の声が多かろうとも、安い方が良いのなら、実物商品スペックが優先するなら、すぐ買えるものが良いのなら、そっちの方が良いに決まっているからです。

            そんな商品の一例に「賃貸住宅」があります。アパートを探すとき、みなさんは何を基準にするでしょうか。ホームページ? 営業マンの対応? 会社としての信頼性?、お客様の声?。ちがいますよね。「家賃、物件、立地」だけのはずです。希望価格帯で、そこそこキレイなアパートが駅から3分の場所にあるなら、仮に不動産会社の対応が悪くても、その会社のホームページが今イチでも、私だったらそこに入居します。賃貸案件は物件第一。

            ところが、去年、ある地方都市の賃貸マンション会社のS社長から、「ウチのマンションの入居者を増やすための顧客事例を作ってほしい」と依頼が入りました。最初は「いや〜、無理かも〜」と内心思いましたが、是非にとのご依頼だったので思い切って引き受けました。

            それから1年、その会社が自社サイトをリニューアルし顧客インタビュー4本を掲載したらどうなったかというと……、意外にも(?)大成功しました。

            S社長からのメールには「2月現在、空室はあと1室のみです(※)」、「当社の賃貸マンションはボリュームゾーンより賃料が1万円ほど高く、内心心配でしたが、結局、問題ありませんでした」、「しかも自社ホームページ経由の直売なので、不動産会社に仲介料を払う必要が無く、利益率も向上しました」、「今後は満室になっても募集を続け、キャンセル待ち用の『お待ち客様リスト』を作るつもりです」と、素晴らしい成果が記されていました。

            ※ 3月には満室になったそうです。

             この大成功には驚きました。思い起こせば1年前、同社を取り巻く事業環境はとても厳しかったからです。

             この会社A社の賃貸マンションは「立地は普通、管理は良好、家賃は少し高め」というコンセプトでした。以前の集客経路は、町の不動産屋さん。来店した人には不動産屋がA社の物件を紹介して、見学に持ち込み、そこでA社が管理の良さをアピールして入居契約を勝ち取るという流れでした。しかし、ある日、外部から脅威がやってきました。ネット上で賃貸物件を探せるWebサービス、リクルートのSUUMOです。

            顧客がSUUMOで物件を探す場合、まず希望家賃、立地などを入力し、候補物件をリストアップした上で、いくつか現地見学して最終物件を決めます。この方式の場合、「管理は良いけど、家賃は少し高め」というA社の物件は、顧客の希望家賃に該当しないため、そもそも検索にヒットしません。町の不動産屋さんでなら、「希望価格とは少し違うかもしれませんが、いい物件があるんですよ」と紹介してもらうことが可能ですが、「○○円〜○○円」とデジタルに区切られるネット検索では、A社の物件は完全に除外されてしまいます。

            かといって安易にSUUMOに集客を切り替えると、賃貸物件が供給過多である現状では、必ず価格競争にまきこまれます。S社長としてはそれだけは避けたいところでした。

            そこでS社長が決意したのが、A社の物件コンセプトに本当にマッチした顧客を、ネット広告を通じて自社ホームページに集め、顧客インタビューを通じて魅力をアピールし、見学者を集めるという戦略でした。それを実行して1年後、A社は「95%満室」という大成功を収めたわけです。
             
             村中は最初、S社長に「それって顧客インタビューの効果じゃなくて、ホームページとかネット広告とかの成果じゃないですか?」と聞きましたが、S社長は「いや、顧客インタビューは明らかに効果があります。だって、見学に来る人が、それを読んでいないとできないような質問をしてきますから」とのことでした。質問をしてくるということは、「読み込んでいる」「内容が顧客の関心事に合致している」ことを示しています。また、従来の不動産屋さん経由のお客からは家賃交渉が頻繁にあったのに対し、「自社サイトからの見学者様は顧客インタビューをよく読み込んでおり、弊社の価値をよく理解いただいているので、家賃交渉は全くありません(S社長)」とのことでした。



            今回の仕事は、「価格、実物、流通」が優先する賃貸物件という商品を題材にするという意味で、村中も、相当、真剣に工夫を凝らして取り組みました。それが力を発揮した今回は、私にとっても記念すべき仕事となりました。

            次回のブログでは、今回の難しい状況の中で、村中がどんな点に気をつけて顧客インタビューを作ったのかについて詳しく説明します。
             



            お客は、「深掘り」などされたくない。

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               「企業への事例取材というのは、質問項目さえ決まっていれば簡単にできる」という考え方があります。質問項目を予め決めて、取材当日はそれを当日、順々に聞く、あるいは事前に質問項目を渡しておき、取材当日までに回答内容を考えておいてもらい、当日はそれをヒアリングすれば、取材は終わるという考え方です。


              この方法を使えば、たしかに取材は無事に終わりますが、しかしインタビュー内容は面白くない確率が高いでしょう。企業側が予め考えた回答内容は、清く、正しく、美しくはあるものの、事例の読者(=見込み客)にとっては、平凡、平板、ありきたりという内容になっているでしょう。

              取材の質問に答えるのは面倒くさい作業です。だから企業ユーザーの場合、自由に回答させると清く、正しく、美しいことばかりを答えます。その方がラクで無難だからです。

              それではいけないので、取材では、「深掘りしろ」とよくいわれますが、これも言うほどたやすいことではありません。なぜなら人間は基本的に、誰も「深掘り」なんてされたくないからです。

              むかし取材のときに、「○○製品を選んだときの選択基準を教えてください」と質問したところ、「企業で購買するわけですから、基準っていったら、そりゃまあQCD、クオリティ(品質)、コスト(価格)、デリバリ(納期)ですね」と答えられてしまいました。

              うわ〜、やばい〜、超つまんない回答を引き出してしまったとこのときは焦りました。

              購買理由が、「クオリティ・コスト・デリバリ」なんてのは、
              これは「プロスポーツ選手に重要なことは?」と聞いて「心・技・体です」と答えられているのと同じで、一見ご立派な回答ですが、言葉単体だけでは無内容です。

              この答を聞いた村中は、「イカン、こちらの質問が悪かったな」とまず反省し、同時に「今日の取材相手は面倒くさがり屋か、物事を深く考えていない人か、どっちかだな。だからQCDとかの決まり文句で答えてくるんだな」と認識を改め、その後は質問の戦術、方針を変更しました。

              こういう相手に「深掘り」するのは難しいことですが、基本原則は「理論や感想ではなく、事実と行動を聞く」のが王道です。

              「QCD」は大まかな理論、概念であり、人によっては、これを使って相手を煙に巻こうとします。そのペースに載せられず、必要な情報を得るには、相手が製品の検討・選択・使用の過程でとった「実際の行動」について根気よく聞き続けることです。その際は相手の機嫌を損ねないよう、「いや、馬鹿な質問で恐縮なのですが…」と、道化者ポジションを取ることも時には必要です。

               

              質問項目を用意してそれを質問すれば良い答が返ってくるのなら苦労はありません。どんな質問をしようとも、重要なのは、その回答への「最初の返し」と「その後の展開」です。

              なので村中にとって事例取材の質問項目というのは全くノウハウではなく、こちらのページに全て無料公開しております。http://www.customerwise.jp/kousei.asp

               

               

              導入事例集を使って1週間で40社の見込み客名簿を集めた例

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                先日、Webマーケティング会社、ジーニアスウェブ(http://www.genius-web.co.jp/)の小園社長と一緒に大阪で顧客事例セミナーをやりました。

                小園社長は、自社の集客に導入事例を徹底活用していますが、つい最近「事例を使って一週間で40社の見込み客名簿を集めることができた」そうです。

                どうやったかというと、「導入事例集を、ホームページ上で全文公開するのではなく、入力フォームで社名、氏名など連絡先を入力させてから見せるようにした」とのことです。
                (くわしくはこちら

                しかし、事例をフォーム入力させてからダウンロードさせるのは目新しい手法ではありません。ではなぜ一週間で40社もの名簿を獲得できたのかというと、小園社長は、そこに2つの新機軸を加えていました。

                +++ 新機軸1.事例を途中まで公開し、その先が知りたい人は、フォーム入力させるというようにした。

                例(クリックでジャンプ)

                +++ 新機軸2.ネット広告を使った。


                一見、新機軸1の方がアイディア豊かに見えますが、実際に効いたのは2のネット広告のようです。営業秘密となるので詳しくは言えませんが、○○○○という手法を使ったところ、それへの反応が多く、40社のフォーム入力のうち、半数以上がHP経由ではなく広告経由だったそうです。

                広告に使った費用は数万円。小園社長によれば、これでは甘いそうで、「1週間で40社程度の反応なら広告費は半分で済むはず。要改善」とのことでした。

                ※ 記事内の小園社長が活用した広告手法、○○○○について知りたい方は、こちら(
                http://www.customerwise.jp/contact.asp)からお問い合わせください。同業者でないと判断した問い合わせのみ、ジーニアスウエブからお知らせいたします。



                事例作成のときに、相対評価の視点が不要な商品

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                  以前のブログでは、法人向け製品(特にIT製品)では、「相対評価」の視点が重要だと書きました。(その記事はこちら


                  論旨は「多くの顧客事例では、この世に自社商品しかないかのように自社商品が讃えられているが、実際には、世の中には多数商品があり、顧客はそれを相対評価しているのだから、顧客事例もまた相対評価の視点で書くべきだ」というものです。


                  しかしこの主張には例外があります。


                  もしも自社商品が「業界のトップランナー」、「誰もが認めるシェアNo.1」の製品であるなら、相対評価の視点は必要ありません。顧客の問題を解決できるのは自社製品だけであるかのごとく、素直にストレートに商品を讃える書き方が正解です。


                  なぜならトップシェアの定番商品が顧客に与えるべき心理価値は「これを買っておけば間違いない」という根拠のない安心感であり、そこにゼロベースから論理的に相対評価するような、めんどうくさいアピールを持ち込む必要はないからです。


                  定番商品の安心感は「やっぱり○○」という言葉で表現できます。商品を買うとき、相対評価のような論理的思考はカットして、「やっぱ、これでしょ」だよと言って手に取る、それが定番商品です。


                  「やっぱり○○」と思われたいなら、導入事例は、素直な内容のものが大量にある状態が良いといえます。それを見た読者が「あの会社もこの会社も、みんな○○を使っている。そして満足している。ほらね、オレの感覚で間違いない、やっぱり○○だよ、業界一番を買っておけば間違いはない」と根拠無く思ってくれれば良いわけです。


                  業界トップの会社、つまり「すでに良く売れている商品」では、顧客事例は「相対評価」より「素直なアピール」という方針で作成し、「もっとよく売れるように」仕向けるのが得策です。


                  一方、業界2番手、3番手、あるいは新規参入企業、つまり「まだ十分に売れていない」という商品では、「素直なアピール」をするだけでは、業界トップには勝てません。追い上げる立場の商品は、「やっぱり○○」への対抗軸として「選べば□□」というメッセージを打ち出すべきです。

                  「お客様、イメージだけで何となくトップ商品を買おうとしていませんか。でも、立ち止まってよく考えてください。御社の問題を本当に解決できるのは我が社の製品です。なぜならば…」と訴えなければいけません。ここではトップ商品と比較してアピールする「相対評価」の視点が必須になります。

                  顧客は放っておけば、根拠のない安心感に惹かれて定番商品の方を選びます。それをある意味「無理矢理」振り向かせるわけですから、これはなかなか大変な作業になります。

                  「素直なアピール」と「相対評価」。2つに販促手法としての優劣はありませんが、事例制作として本格的な内容になるのは後者の「相対評価」の方です。

                  弊社サービスでいえば、相対評価に基づく本格的な事例が必要な場合は、わたくし村中が適任で、一方「素直なアピール」に重点を置く場合は、スタンダード制作者(10万円)やカスタマワイザー(16万円)が適任になるでしょう。 

                  事例制作の方針作りは、「相対評価」「素直なアピール」のほかにも、「疑似体験」「用途提案」など多くのパターンがあります。どれか一つに徹するのではなく、各パターンを混合させる場合もあります。どんな方針が最適なのか、一般論はブログに書けますが、各企業ごとの最適解は、実際にヒアリング、コンサルティングしないと分かりません。そのためのサービスは「顧客プロファイリング」となります。

                  顧客プロファイリングの情報はこちら


                  お客様のナマの声は「善意のわざとらしさ」に満ちている

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                     最近、個人的にある大きな買い物をした後に、「お客様の声を載せたいのですが、ご協力いただけますでしょうか」と言われました。めんどくさいなと思いましたが、顧客事例の制作会社をやってる自分が断るのも何だしと思い、引き受けました。

                    その場で都合5分程度、立ち話的にインタビューを受けました。


                    「弊社のサービスはどうだったでしょうか」
                    「対応も丁寧でしたし、良かったと思います」


                    こう答えたときの私の心の声は、「どうだったでしょうかって聞かれたら褒めないわけにはいかないし、まあ満足はしてるけど、どう満足してるのか具体的に答えるのってめんどくさいな、そんなこと深く考えてないし。でも目の前のこの人を傷つけたくないし、ああ、めんどくさい、いいや『対応が丁寧だった』とでも答えておこう」というものでした。

                    その後、「世の中には色々会社がありますが、弊社をお選びいただいた理由は何ですか?」とも聞かれましたが、そんなこと覚えてないので、本当は「忘れました」と答えたかったのですが、そうもいかないので、その場で適当に考えて回答しました。

                    こちらはあくまで村中個人の例ですが、何か質問されて「答えるのがめんどくさい」「覚えていない」「でも何か答えてあげなきゃいけないし…」とは多くの人に共通する感想だと思います。

                    村中は面倒がって適当に答えてしまいましたが、誠実な人はもっと真面目に回答します。

                    こちらは、あるホームページで見つけたお客様の声です。

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                    昼ももちろん気に入っていますが、夜の雰囲気も気に入っています。特に仕事から疲れて帰宅する時、家に入る前にホットします。スリガラスの効果で、我が家がまるでリゾートホテルの様に感じられ、毎晩帰宅するのがより一層楽しみになりました。プロに頼んで良かったです。●●さん、ありがとう!
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                    家を建築中の時ももちろんワクワクしましたが、エクステリアが完成していくのもとても楽しみでした。娘と雑誌などから、気に入った写真を切り抜いていたイメージが、形になっていく楽しみをもう一度味わいたいくらいです(笑)!エクステリアをするのも、一生にほぼ一度という事を考えると、やはり専門業者さんに頼んで良かったです。
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                    こうしたお客様の声を見て「わざとらしい」「自作自演ぽい」と疑問を持つ人もいますが、村中としては、自分の個人的経験に照らし合わせても、このお客様の声は「本物」だと思います。

                    「我が家がまるでリゾートホテルの様に感じられ」というベタホメ部分など一瞬メーカーの自作自演?と思わされますが、いや、これ、書いた人がメーカーの人に【気を使って】褒めてあげたんでしょう。「ナマの声」です、きっと。

                    本物、だけどわざとらしい。これがお客様のナマの声の正体です。

                    お客はメーカーに気を使って、その場で褒め言葉を考え出すのですが、素人考えなので「歯の浮くようなトーク」になってしまいます。「お客に感想を聞くと善意のウソをつく」ともいいかえられます。

                    事例制作者としての村中は、この「善意のわざとらしさ」を回避できるよう、インタビューでは顧客の「感想」ではなく「行動」に着目して質問することにしています。感想はウソをつくが、行動はウソをつかないからです。

                    まず顧客の「行動」を時系列で洗い出します。しかしこの時点では行動は「複数の点」でしかない。それを常識的な見地から因果関係をつけて「線」に結び変えます。この点と点を結ぶ経路が「顧客の心情、感想」です。つまり「まずこうした。その時○○だと思ったので、次はこうした」の○○の部分、これが心情(思ったこと)。

                    しかし、この時点では、その「線(心情)」は仮説でしかありません。そこで仮説を検証するために、「その時の気持ちはどうでしたか?」と相手に質問します。

                    回答が仮説通りならOK。違っていた場合は「●●のように行動したということは、○○と思うことも有り得ると思うのですが、そう思わなかったのはなぜでしょうか?」という趣旨の質問をします(言い方は、もっと柔らかいですよ)。こうすれば仮説の誤りを修正することができます。

                    高リアリズムの作る秘訣は、感想優先ではなく、「事実優先」で作ることです。


                    3月17日: 顧客事例を使った集客方法セミナー(@大阪)

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                      来る3月17日に、大阪でジーニアスウェブ 小園さんと一緒に、顧客事例のセミナーを開催します。

                      (※詳細、お申し込み ↓)

                      村中は例によってディープな事例制作ノウハウを語ります。

                      一方、ジーニアスウェブ、小園さんは、ズバリ、「顧客事例を使ってホームページでがっつり集客する方法」を語ります。


                      ジーニアスウェブは、「ホームページの役割は新規顧客の開拓」と言い切る、集客思考のホームページ会社ですが、ホームページの新規作成、リニューアルだけでなく、PPC広告を使った集客の立案・実行も手がけています。

                      その成果は、たとえば

                      - 地味な工場の集客を、問合せ9倍、受注7倍にしたり、
                      (樹脂部品製作 「ミヤザキ」)

                      競合の大量参入でジリ貧気味だった墓石店の集客を、も一度がっつり復活させたり、
                      (墓石店 「日雪石材店 」)

                      - コンバージョン数55%増を実現しつつ、広告費用月額100万円削減させたり、
                      (オーダーカーテン「ココスタイル」)


                      などなど、なかなか良い仕事をしています。

                      セミナータイトルは、「なぜお客様の声をホームページに掲載しただけでは成果が上がらないのか?」という刺激的なもの。

                      講演者の小園さんは次のように語ります。

                      ----------------------------------------------------------------------
                      『最近、問合せが減少している』『ホームページのアクセスが下がった』『競合に顧客が流出している』『営業案件が少ない』『価格で競合に負けてしまう』『広告の費用対効果が悪化してきた』そのような問題を解決したい方向けの勉強会です。この勉強会は、ホームページだけで新規客を獲得するだけでなく、「お客様の声」を活用し、さらに顧客獲得を強化するための方法をお伝えします。

                      2000年くらいからホームページに顧客事例を掲載すると反応率が上がると言われ続けました。この方法は確かに現在でも有効です。しかし、そのようなことはほぼすべての企業が行っており、違いを出すことが難しくなりました。そのような背景からお客様の声を顧客獲得につなげるいい方法はないものか思案し、取り組んだ結果、反応率をあげるお客様の声活用方法を発見しました。
                      ----------------------------------------------------------------------
                      この講演の内容は、村中も聞くのが楽しみです。

                      大阪の企業ユーザーのみなさん、ぜひお越しください。

                      (※詳細、お申し込み ↓)



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