※ 事例ノウハウだけ集中して読みたい場合は、ここをクリックしてください。
※ このブログに事例ノウハウ以外のことも書いている理由はこちら
※ カスタマワイズ 企業公式サイト:クリック
※ 事例制作サービス案内(価格表):クリック
※ 簡易動画サービス案内(価格表):クリック
※ お問い合わせ:クリック

「掘り下げて聞く」とはつまり何をすることなのか

0
     事例インタビューでは「掘り下げて」質問しなければいけないと良くいわれますが、「掘り下げる」とは具体的に何をすればいいのでしょうか。

    一つの回答としては、「取材相手が、読者の常識に反するコメントを述べた場合に、それが常識に適合するまで、言語を変換、あるいは細分化していく」ということが挙げられます。簡単にいえば「聞いてて『え!?』となる話は聞き逃さず、その場で追求する」ということです。

    たとえば、もしインタビューの相手が「今日、博多ラーメンを食べたんだ」と言ったあと「他のラーメンよりがっつりコッテリで、美味いよね」と言ったのなら、これは常識に適合した発言なのでOKです。

    しかし、もし「(博多ラーメンは)他のラーメンよりさっぱりしていいよね」と言ったとしたら、そのときは、質問の言葉を選びつつも「博多ラーメンがさっぱりしているというのはどういうことでしょうか」と”掘り下げる”必要があります。

    もしかするとその回答は「博多ラーメンって他のラーメンより麺が細いでしょ。あれがさっぱりしてて好きなんだよね」ということかもしれません。それなら意味が分かります。この場合、文章では、「博多ラーメンは、他のラーメンに比べて麺が細いところが好きだ」と書くことになります。決して「博多ラーメンはさっぱりしていて好き」など読者から見て非常識な表現を使ってはいけません。

    今の例は極端なので誰でも違和感を持ちますが、実際のインタビューでは論理のほつれはもっと微妙なところにあります。

    最近、弊社のスタッフが顧客事例の中で以下のような文章を書いていました。

    「○○システムを導入したおかげで、コージェネレーションシステムの稼働率も前年比20%にまで下げることに成功しました」

    一見問題ないようですが、私には一読どこか違和感がありました。コジェネレーションというのは、余熱でもう一度発電する方式のことで簡単にいえば「省エネ発電機」のことです。

    省エネ発電機の稼働率を下げたことを誇らしげに語るのって何かヘンじゃないですか?

    たとえば「需要予測システムを導入したおかげで省エネ冷蔵庫の稼働率を36%も下げることに成功しました」という文章があったら何かヘンでしょう。でも、これは次のようにいえば問題ないですよね。

    「需要予測システムの導入により、冷蔵庫の稼働時間が下がり、電気料金が低減できました」

    先ほどのコジェネの話ですが、実は取材に答えていた工場の人は、自社の自家発電設備のことをコジェネと呼んでいたのです。自家発電設備だったら、それは発動する回数が少ない方が、燃料費は低減できますよね。

    冒頭の文章は「自家発電の稼働を最小限に抑えるために、雷予測システムを活用しています」と書き換えました。これなら常識に適合しています。

    以上、たいへんややこしい重箱の隅をつつくような話に思えたと思います。しかし取材先というのは、自分と周囲にだけに通じる通称を使って話しますし、ふだん自分が知っていることは省略してすっ飛ばして話しますし、それを一般読者に理解できる常識的な言葉に直すには、細かい矛盾も見逃さず、論理がおかしい点は、確実に普通の言葉に直していく必要があります。

    これが、事例インタビューでいうところの「掘り下げる」という行為です。

    コメント
    コメントする








       
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック

    calendar

    S M T W T F S
          1
    2345678
    9101112131415
    16171819202122
    23242526272829
    30      
    << September 2018 >>

    selected entries

    categories

    archives

    profile

    links

    search this site.

    others

    mobile

    qrcode

    powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM

    e