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自分の今の価値を数字でざっくり知る方法

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    いまここに弾倉が100個空いている、リボルバー式(回転式)の銃があるとします。弾がまったく装填されていない状態で渡されたその銃に、あなたは、自分で弾を一つ装填し、こめかみに銃を当て、いわゆるロシアンルーレットに挑みます。

    成功すれば1000万円もらえ、もちろんインチキは一切ありません。

    さて、みなさんは、この賭けに挑戦しますか?


    という話が最近読んだ「東大卒ポーカー王者が教える、勝つための確率思考」という本に載っていました。

    この賭けは、これをやるかやらないかで、自分が自分の残りの命をいくらに見積もっているかが分かるとのことです。

    (※ 確率的には、この賭けを「やる」と答えた人は、自分の残り人生を1000万*100 = 10億円に見積もっていることになるそうです)

    1000万円ならやらないという人でも「じゃあ、いくらならやるか?」と自問してみれば、やはり自分の人生を見積が可能になります。

    これは、自分にとって「1000万円というお金がどれほどの大きさか」という設問だと思いました。

    もし自分が、若く、無名で、金がなく、将来の当てもなければ、「え? 1000万円! それだけのお金があれば、あれもできる、これもできる、それもできる、何でもできる。100分の99でしょ。うぅぅぅ、だいじょうぶじゃないかなぁ、うーん、うーん、うーん…、やる!」となるかもしれません。若いときは命知らずですし。

    しかし、ある程度、年を取り、先の見通しがついてくると、この賭けはやらなくなるでしょう。これは自分の命を大事にしているというよりは、「1000万円あることにより味わえる楽しみの大きさ」、「その後の自分の人生が劇的に開けていく可能性」が若い頃よりも数段、低いからです。

    いいかえるならば、若い頃は1000万円の入手にワクワク、ドキドキ、ハラハラしながら、この賭けをやり、勝って1000万円を手にすれば、うぉぉぉと思うでしょうが、壮年期になれば、そうした高揚感ではなく、うれしいとしても、もう少し現実的な感情を持つような気がします。これが大人になるということでしょうか。

    また言えば、余命1ヶ月と宣告された場合なら、この賭けは、あほらしいのでやらないでしょう。

    ちなみに、もし「人生はお金には決して替えられない」と100%信じているならば、このような賭けは掛け金がどんなに高くても決してやるはずはありません。

    「人生を数値化する」という意味では、実に上手な設問だと思いました。

    ところで、このロシアンルーレットの弾倉が10000なら、つまり、弾が出て死ぬ確率が10000分の1で、それ以外なら1000万円もらえるという賭なら、自分はやるだろうかと考えてみたのですが、

    これは、何か、さすがにやるような気がしてきました。このチャンスをみすみす逃すのはもったいないでしょ、だって弾が出る確率は10000分の1なんだし、みたいに思って。

    でも、そう思って、じゃあ、賭をやりますと宣言して、こめかみに銃を当てたその瞬間に、急にこう思ってあせるかも知れません。

    「確率は0じゃない…」

    と。





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